第15回殿堂入り(平成23年度)

二代目 露の五郎兵衛(ツユノ ゴロベエ)落語家

昭和7年(1932)~平成21年(2009)享年77歳

昭和22年(1947)、二代目桂春團治に入門して春坊となる。
昭和35年(1960)、二代目桂小春團治となり、昭和43年(1968)に二代目露乃五郎を襲名。
昭和62年(1987)、亭号を「露の」と改める。
八代目林家正蔵(彦六)から芝居噺と怪談噺の教えを受け、精力的に取り組む。
また、艶笑噺の名手としても有名。
大阪仁輪加(にわか)の保存にも尽力を惜しまず、三代目一輪亭花咲の名を弟子の団四郎に譲り、自らは一寸露久(ちょっとろきゅう)を名乗る。
平成17年(2005)、二代目露の五郎兵衛を襲名して話題を呼ぶ。
文筆もよくし、『上方艶ばなし』『なにわ橋づくし』『上方落語のはなし』など著者多数。
立花家千橘ら直弟子8名、孫弟子4名は上方落語界の第一線で活躍中。
平成18年(2006)旭日小綬賞、平成12年(2000)紫綬褒章ほか受賞多数。
出囃子は「勧進帳」。