第16回殿堂入り(平成24年度)

岡八朗(オカ ハチロウ)コメディアン

昭和13年(1938)~平成17年(2005)享年67歳

吉本新喜劇を代表するコメディアン。昭和34年(1959)4月、吉本新喜劇の前身である吉本ヴァラエティに第一期研究生として入団、本名の市岡輝夫で初舞台を踏む。
翌年4月、漫才師の浅草四郎とコンビを組み、岡八郎として大いに売り出し、人気コンビとなるが、昭和41年(1966)に相方が亡くなり、吉本新喜劇に復帰。
間もなく座長となり、昭和40年代から昭和50年代にかけて、吉本新喜劇の看板スターとして一世を風靡した。
「くっさー」、「えげつなー」、「隙があったら、かかってこんかい!」など、数限りない爆笑ギャグを生み出し、”ギャグ王”の名をほしいままにした。
盟友・花紀京とのかけ合いなど、抱腹絶倒の名場面は今なお記憶に新しい。
平成元年(1989)に退団後、体調不良にも悩まされるが、平成14年(2002)12月には芸能生活45周年公演を見事成功させた。平成15年(2003)に改名して岡八朗となる。
平成17年(2005)7月、弟子のオール阪神・巨人の記念公演へのゲスト出演が最後の舞台となった。