第24回殿堂入り(令和2年度)
ゼンジー北京(ゼンジーペキン)マジック
昭和15年(1940)~
サラリーマン時代にデパートの手品道具の売り場に販売員として来ていたアマチュア時代のゼンジー中村さんと知り合い、本格的にマジックに始めます。
1958(昭和33)年にゼンジー中村さんに弟子入りし、1963(昭和38)年にゼンジー渡辺と名乗り、新世界の新花月で初舞台を踏みます。
若手の頃は、師匠の芸風を引き継いで、師匠のマジックの出番の合間に、得意のマジックを披露していました。師匠にもスタイルがあるように、自分のマジックのスタイルの模索を始めます。
マジックの仕組みを知りたくて、舞台裏に忍び込んだ幼少時代の経験とマジックを話しながら進行するマジシャンがいないことに着目。「中国は広島生まれ」とお馴染みのセリフで始まるマジックショーでは、お客さんを巻き込むトークと、時にはマジックのタネを明かしをするこれまでにないスタイルで活躍されました。
1984(昭和59)年に第13回上方お笑い大賞金賞、2004(平成16)年に第39回大阪市市民表彰(文化功労部門)を受賞した。