第16回殿堂入り(平成24年度)

上方柳次・上方柳太漫才師

上方柳次(カミガタ リュウジ) 昭和6年(1931)~平成11年(1999)享年68歳
上方柳太(カミガタ リュウタ) 昭和5年(1930)~昭和54年(1979)享年48歳

昭和40年代の上方漫才の黄金時代を代表する人気コンビ。
二人ともに喜劇の一座に属していたが、昭和32年(1957)に漫才コンビを結成した。
「デボチン」の愛称で親しまれた柳太がボケ、二枚目の柳次がツッコミと、両者の個性の発揮が面白く、役割のハッキリした巧みな掛け合いで人気を博した。
昭和51年(1976)、上方漫才大賞奨励賞受賞。
上方のしゃべくり漫才の伝統を踏まえた逸材として期待されていたが、1979年3月に柳太が急逝し、多くのファンを悲しませた。
柳太のとぼけた味に慰められていたファンは多かった。
「会いたかったよォ~ツ!」や「しゃぁさかい、まかせなさ~い!」などのギャグもヒットした。弟子に上方よしおがいる。