第3回殿堂入り(平成10年度)

六代目 笑福亭松鶴(ショウフクテイ ショカク)落語家

大正7年(1918)~昭和61年(1986)享年68歳

昭和期(戦後)に活躍。大阪市の生まれ。
五代目松鶴の二男。20歳まで商店に奉公し、その後父の仕事を手伝いながら、昭和21年、初代笑福亭松之助を名乗って初舞台。
昭和23年、三代目光鶴、昭和28年、四代目枝鶴、昭和37年、六代目松鶴を襲名。
昭和43年、上方落語協会会長(二代目)となり、協会初の定席「島の内寄席」を開く。
上方落語界四天王の筆頭として今日の上方落語隆盛の基礎を築いた。
昭和46年、亡父の遺した「上方はなし」を復刻出版。昭和54年に「松鶴極めつけ十三夜」を公演。
豪放磊落な高座は多くのファンを魅了し、「らくだ」「三十石」「天王寺詣り」など得意ネタは多い。