第4回殿堂入り(平成11年度)

二代目 桂春団治(カツラ ハルダンジ)落語家

明治27年(1894)~昭和28年(1953)享年59歳

大正から昭和期に活躍。大阪市の生まれ。
子どもの頃より芸事を好み、旅芝居の一座に加わったり、仁輪加師佐賀家円助一座に入ったりしたが、大正7年、初代桂春団治に認められ、一門となり春蝶を名乗った。
大正10年、福団治と改名、吉本花月派の若手として人気を集め、さらに、昭和9年、師匠春団治没の直後、二代目春団治を襲名。
当時、漫才主流の吉本の寄席で初代譲りの笑いの多い噺を受け継ぐとともに、上方の色ゆたかな味のある噺にも大きな評価を得た。
戦後は虎造、エンタツ・アチャコの映画に出演。昭和26年、「春団治十三夜」を放送し、レコードにも残した。
三代目桂春団治の父。