第11回殿堂入り（平成18年度）

三代目　旭堂南陵（キョクドウ　ナンリョウ）講談師

大正6年（1917）～平成17年（2005） 享年88歳

昭和8年（1933）年、父・二代目旭堂南陵に弟子入り、南海を名乗る。
昭和15年（1940）年、真打に昇進して、二代目小南陵と改名。
昭和41年（1966）年、道頓堀・角座にて三代目南陵を襲名した。
戦後、存続の危機に瀕していた上方講談界を父と二人で守り抜き、二代目没後はただ一人となったが、多数の門弟を育成して、現代に上方講談の真髄を伝えた。
「太閤記」、「善悪二筋道」、「荒大名の茶会」などを得意とした。
平成7年（1995）年に大阪舞台芸術賞を受賞。