第23回殿堂入り(令和元年度)

Wヤング(ダブルヤング)漫才師

平川 幸男(ヒラカワユキオ) 昭和16年(1941年)~令和元年(2019年)享年78歳
中田 治雄(ナカタハルオ) 昭和12年(1937年)~昭和54年(1979年)享年41歳
佐藤 武志(サトウタケシ) 昭和29年(1954年)~

第一次Wヤングは西川ヒノデ門下の兄弟弟子コンビ。
初め西川ヒデオ(中田)・ヒデ若(平川)の名で楽器を持って出ていたが、1964年本名でWヤング結成(後に平川は幸雄、中田は治雄に改名)。

しゃべくり漫才に転向して「ちょっと聞いた?」のギャグや「しゃれづくし」などテンポのよい独自のスタイルを作り上げ、1975年と1978年の二度、上方漫才大賞に輝いた。人気実力ともトップの座にあったにもかかわらず、漫才ブーム到来直前に中田が急逝したことが惜しまれる。

第二次Wヤングは、平川と新喜劇の佐藤が舞台でコントを演じたことをきっかけに1984年に結成(平川は幸男と改名)。
走ったり踊ったりの体を張ったネタで新しいWヤングの端緒を開き、平川の歌唱力をいかした歌ネタや収録に訪れた全国各地を題材にした「ご当地漫才」で幅広い世代に親しまれた。

平川の弟子にパンチみつお、宇都宮まきなどがいる。