第27回殿堂入り(令和5年度)

正司敏江・玲児(ショウジトシエ・レイジ)漫才師

正司敏江(ショウジトシエ) 昭和15(1940)年11 月9 日~令和3(2021)年9月18 日
正司玲児(ショウジレイジ) 昭和14(1939)年1 月17 日~平成22(2010)年12 月10日

正司敏江は、昭和37(1962)年に、「ちゃっかり娘」の一員としてデビュー。正司玲児は、昭和37(1962)年に漫画トリオのプロダクションに入社した後、昭和39(1964)年に2人は結婚。
昭和43(1968)年5 月に道頓堀角座で夫婦漫才コンビとしてデビューした。

大阪新世界にあった新花月で行われた新作漫才披露の舞台で、意見の相違から舞台上でどつきあいの喧嘩になり、この姿が大いにウケたことから、これ以降「どつき漫才」のスタイルが定着した。
舞台では、玲児が敏江をどつき、飛び蹴りを食らわし、着物姿の敏江をひっくり返すという凄まじさだった。昭和の時代だからこそ生まれた漫才スタイルは、唯一無二の形を築きあげた。

昭和44(1969)年度 第4回上方漫才大賞新人賞を受賞。