第11回殿堂入り(平成18年度)

ミヤコ蝶々・南都雄二漫才師

ミヤコ蝶々(ミヤコ チョウチョウ) 大正9年(1920)~平成12年(2000) 享年80歳
南都雄二(ナント ユウジ) 大正13年(1924)~昭和48年(1973) 享年49歳

ミヤコ蝶々は「都家蝶々一座」の座長として七歳で初舞台を踏み、地方の劇場を中心に芝居・漫才などの芸を磨いた。
昭和18年(1943)、吉本興業に入社、大阪に活動拠点を移す。
南都雄二は三遊亭柳枝率いる一座に参加していたが、蝶々と共に退団、昭和23年(1948)に漫才コンビを結成、夫婦となる。
秋田實に才能を見出され、宝塚新芸座に参加、一躍人気者となる。
昭和30年(1955)年から朝日放送「夫婦善哉」の司会者として注目を集め、マスコミの寵児となった。
蝶々は日向鈴子のペンネームで脚本を書き、自ら演出・主演した。
道頓堀・中座をホームグラウンドとし、定期的に座長公演を開催、「辻説法」と称する一人語りでもファンの心をつかみ、昭和59年(1984)に紫綬褒章、平成5年(1993)に勲4等宝冠章を受章した。