第18回殿堂入り(平成26年度)

タイヘイトリオ音曲漫才

タイヘイ洋児(タイヘイ ヨウジ)大正12(1923)年~没年不詳
タイヘイ夢路(タイヘイ ユメジ )昭和5(1930)年生まれ
タイヘイ糸路(タイヘイ イトジ) 昭和2(1927)年生まれ

昭和30年代に入って、女流浪曲師が混じっての音曲漫才の活躍が目立った。中でも夢路が浪曲から漫才に転じて演じたトリオの「ロマンショー」が注目を浴びた。浪曲の「浪」と「漫才」の「漫」を合体してのショーというわけである。洋児が、1951年に妻の夢路とコンビを組み、後に夢路の姉の糸路が加わってトリオとなる。グループのシンは夢路で、しゃくれた顎を笑いに変えながら、浪曲で鍛えたのどを生かしての歌は秀逸で、いつも観客を圧倒した。「♪ またも出ましたロマンショウ、いつもニコニコ朗らかに~ 夢路さんオイヤー、糸路さんアイヨー、洋児さんどないしたん 時間来るまでお楽しみ タイヘイ・ト・リ・オのお笑いでぇ~」のテーマソングも広く親しまれた。
洋児との離婚、原児の加入、糸路の引退などメンバーは変わっていくが、歌も芝居も得意な夢児が一貫して太平一門を率いて影響力を発揮。現在の上方演芸の第一線で活躍する弟子達も育て、後進の育成にも力を注いだ。